NHKの手話番組
「すくすく」を見ていたら続けて「みんなの手話」という番組をやっていたのでそのまま見ていました。見ていると「ああ、そうだった」と思い出すものもあれば、「ああやって表現するんだ」と始めて知るものもあり、夫も興味深げに眺めていました。
手話は正式に習ったことはないのですが、言語聴覚士の専門学校へ通っていた頃聴覚障害者の発声発語訓練を実習に取っていたため、彼らと話をする必要に迫られて簡単なものだけ覚えていました。みんなとても親切で手話の速度をゆっくりしてくれたり、「それ違っているよ」とか教えてくれました。たまに「君の手話はまだまだ赤ちゃんだね」と言われたり、からかわれたりもしましたがそれはそれで親しみを込めて接してくれていたことが嬉しかったです。
その頃実習担当の先生が飲み会を主催してくれたのですが、聴覚障害者が20名近くいたのに対して健聴者はたった3名(実習担当の先生+実習生2名)。当然主な会話は手話で交わされます。手話が第一言語のメンバーばかりなのでとにかく早い早い。一体何が話されているのかまったく分からず、口話ができる人に通訳してもらってようやく話の内容が分かるような状況でした。
そうやって分かるのはワンテンポ遅れるので心から楽しめない時もあるんですよね。お笑いでジョークを説明されて分かっても面白くないのと同じで、やはりその流れで分からないと楽しさが味わえないこともありました。
ただ日常生活では聴覚障害の人たちは私が体験したようなことがよくあるのです。そこからコミュニケーションのすれ違いが生じてしまいます。また聾者(手話を第一言語にしている人たち)が使う日本手話には助詞をあまり使わない、日本語と語順が違うことがあるといった事情などから日本語の細かいニュアンスが伝わらないことがあるのです。
聴覚障害の人たちとコミュニケーションをするには色々配慮が必要ですが、それは他の障害の人や定型発達の人たちとコミュニケーションをする上でもとても役に立つと私は考えています。
手話というと堅苦しく考えがちですが、1つの言語として習ってみるという動機でもいいと思います。簡単なことばでも分かると楽しい、片言でもやり取りができるというのはコミュニケーションの基本的なものです。色々なきっかけで世界が広がっていく楽しみを経験し、広い視野を持つことも発達障害の人たちが社会で生きていくのには大切だと私は感じています。
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コメント
秋桜さん、こんばんは。
私は昔クリニックで働いている時に
聴覚障害の患者さんがいて、筆談や
こちらの口の動きを見て頂いて、
コミュニケーションを取っていました。
その時から、今度聴覚障害の方がみえた
時のために手話を習いたいと思って
いますが、部屋の掃除同様、いつになったら
実現するんでしょう?
今、入院患者さんで聴覚障害の方がいますが、始めは皆で「自分達も手話できればいいのに。」
って思っていましたが、皆それぞれ自己流
の手話?でなんとか通じています。
たまに筆談とか、いくつか用意したカード
も使っていますが・・・・
ちなみに私達の自己流手話は、とてもオーバーなアクションです・・・・
投稿 らら | 2006年8月16日 (水) 21時55分
手話って意外と方言やその人独特の表現が多いみたいですよ。だから他の言語と同様、基本は押さえつつ、実際に使ってみることが大切なんだと思います。
以前「新・君の手がささやいている」というコミックで主人公の聴覚障害の女性は「手話が正しいかどうかじゃなくて気持ちを届けることが大切」といったことを読んだことがあります。
ただ意外とその場では通じているつもりでも曖昧だったりすることもありますから、通じたかどうか確認することも重要になってきます。
これは聴覚障害関係の授業を受けたり実習を取った時にも厳しく指導されました。
投稿 秋桜 | 2006年8月16日 (水) 22時09分