ボイスマネージメント講座、第5回終了!

去年から2回シリーズで行っているこの講座も第5クール目が終了しました。今回は営業、研修講師といった幅広い専門職の方々が集まり、和気あいあいという雰囲気の中で講座を行うことができました。

この講座、オープンな形の募集なので特に人を選んでいるわけではないのに毎回なぜか似たような職種や話し方の方が集まるという不思議な傾向があります。今回は男性陣が多く、身体の特徴も似ていたので初回のエクササイズに重点を置きつつ、2回目は変化の確認についてみっちり行いました。

日本語の特徴や構音を一通り講義した後に音声の観点から「より魅力的に聴こえる話し方」について今回は例を通して学んでもらいました。

2回を通してのこの講座、最後の方は参加者同士が仲良くなることが多いのも特徴です。

終了後の懇親会では「こういう方がいい」「もっとこういう講座を」という熱い意見をいただき、主催者のH氏も「色々アイデアをもらえましたね!」と喜んでいました。

新年度は4月、5月にレギュラーの講座を予定していますが、他にも「もっとこういうサービスがあったらいいのに」という要望をいただいています。

講師力をアップさせることが課題として出てきたので、今後はそちらもがんばりたいと思います。

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新潟出張(その2)

引き続き新潟です。普段ホテルだと朝食は洋食にすることが多いのですが、ここは新潟ということで、コシヒカリの和食にしました。

朝食後はチェックアウトして着替えなどを宅配便で送りました。本当はノートパソコンも送りたいのですが、破損などが怖いのでこちらは手荷物にしました。電車などで旅行に出かけることが増えてから宅配便のありがたみが身にしみます。特に一人旅の時はお土産もまとめて送れるので大助かりです。

今日は昨年新潟へ転勤になったコーチング仲間のHさんが新潟を案内してくれるということで、ホテルで待ち合わせ。奥様のEさんもご一緒です。

「せっかくだから村上へ行こう!」ということになり、Hさん運転の車で村上市へ。途中鮮魚センターなどで魚を見たり、日本海を眺めたりして(風が強いので波も「ダッパーン!」となっていました)車内でおしゃべりをしつつ村上へ向かいました。

村上到着後まず堆朱を見に「村上堆朱工芸館」へ。堆朱というのは村上市で発展した漆工芸の一種で、多くの工程を経て作られています。工房も併設されているので職人さんたちが仕事をしている様子も見学できました。雪国というのは冬場畑仕事ができなくなることもあり、このような産業が発展したそうです(確か織物などもそうでしたね)。

2階には作品が展示・販売されているコーナーもあり、Hさんご夫妻と感心しながら眺めていました。職人技が光る作品もあってとてもすてきなのですが、手が出せる値段ではなくてため息が出るばかり。でも目の保養になりました。

Photo お昼はHさんが「前から行きたかったんだー!」と楽しみにしていた割烹「千渡鳥へ。こちらの一押しは「だーまた丼」という海鮮丼。写真にあるとおり海の幸満載で、中には村上名物の塩引き鮭も乗っかっています。あら汁も付いていておいしかったです。

午後からは「町屋の人形さま巡り」が行われている街を散策しました。村上は城下町ということで、今の時期町屋の家々で保管されている人形を飾るイベントが行われているのだそうです。他の観光客に混じってあちこちの町屋に挨拶しながらその家のひな人形などを見せてもらいました。

途中塩引き鮭の写真を撮ろうと思ったら千渡鳥に携帯を忘れていたことに気付いて慌てて戻るというハプニングがあったものの(Hさん、Eさんご迷惑をおかけしました)、天気もよくて散策も楽しめました。冬の新潟では2日続けていい天気、というのは珍しいそうでEさんからは「秋桜さん、運がいいわよ~」と嬉しいことばをかけてもらいました(写真の塩引き鮭はその後再びお店に入って撮影したもの。ずらっと鮭がつるされている風景はまさに圧巻です)。Photo_2

Hさんの奥様、Eさんは好奇心が旺盛でしかも聴き上手。一緒にいるとこちらまで元気を頂けるような明るいパワーの持ち主です。ご主人のHさんも「まさにネイティヴコーチだから、かなわないんだ~」とおっしゃっていました。夫婦円満の秘訣はまさにご夫婦でのコーチングなのでしょうね。

帰りは「おいしい笹だんごのお店があるから、買いに行こう!」ということで新発田駅前のとある笹だんご屋さんへ。「今蒸しているところだから20分ほど待ってもらえると蒸したてを出せるんですが…」とのことで市内を少し車で散策してから頃合いを見計らって再び笹だんご屋さんへ。蒸したての熱々を買って帰りました。車内でEさんから「せっかくだからどうぞ」と蒸したてをごちそうになりましたが、とてもおいしかったです!

1日中楽しんでから新潟駅へ。そして新幹線で帰路に就きました。Hさん、Eさん、本当にお世話になりました!ありがとうございます!

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新潟出張(その1)

3月1,2日で新潟へ出かけてきました。言語聴覚士の養成校時代の同期が新潟の大学で教えており、そこの実習指導者に向けてコーチングの概要について講義することになりました。

今回は大宮へ出てそこから新幹線で移動です。JRの「土日きっぷ」というというお得な切符を使いました。これからあちこち出かけることが多くなりそうなのでこういう情報はありがたいです。

冬の新潟行きで楽しみの1つにしていたのは川端康成の「雪国」の出だしは本当にその通りなのかを確かめること。ワクワクしながら乗っていたら本当に群馬との県境のトンネルを越えたら風景が真っ白になっていました。これには車内の雰囲気も「おおーっ」と声にならない声が。

近くの席に乗っていた男の子は「うわーっ!雪だ!!すごーい!」「お父さん、雪、いっぱい触れるかなー?」と大はしゃぎ。雪国に住んでいる人は除雪なども生活の一部なので大変なのでしょうが、雪が降ってもすぐに溶ける地域に住んでいると雪で遊べるというのは非日常のことなので、楽しみにしていたんでしょうね。

越後湯沢や長岡でスキー客らしき人たちが下りて行くと車内は閑散とし、みんな席を移動してゆったりとした雰囲気になりました。そうこうしているうちに終点の新潟へ到着。改札で待っていた同期と合流し、会場のホテルへ向かいました。

新潟市内は雪もなく、薄日もさしていたので一見曇りの関東とそんなに変わりない感じ。ただ吹いている風が湿気を含んでいて、関東のカサカサ乾燥状態の風に慣れた身にはこの湿気は心地よかったです。そして寒い!「今日はあったかいよ」と同期には言われましたが、あとでテレビの天気予報で気温を見たら日中で10℃前後と南関東では真冬の気温でした。やっぱり日本は広いですね。

打ち合わせ等を兼ねてレストランで昼食をとった後、会場まで移動。コーチングについて話をしてきました。

今回は時間も限られていたのでコーチングの導入と簡単なエクササイズをやってもらう形でした。その後ありがちな会話例を提示した後いかにコーチング的に会話を組み立てていくか考える、という時間を設けてみたらイメージしやすかったそうです。

最後の方は「こういう聞き方はどうか?」「こう思うんだけど、どうだろうか?」という声が出てきたのでホッとしました。終了後少しホテルの部屋で休んでから懇親会に出て色々お話ししましたが、とても勉強になりました。

終了後は数名で近くのお店へ。やっぱり海が近いせいかとにかく海産物がおいしいです!米どころなのでお酒もおいしい!!出張へ行くとこういう地の物を食べられるのが楽しいです。

あれこれ話しをしつつ飲んで食べて、いつしか流れはリハビリ談議に。新潟は新潟中越地震、新潟中越沖地震とここ5年の間に2度大きな地震がありました。その際問題になったのは高齢者や障害者など社会的弱者への対応だったそうです。

日本はどこで地震が起きても不思議ではない国です。被災時に迅速な対応ができるよう心構えというのは大切だと改めて感じました。普段元気な方でも生活様式が変わることで体調を崩します。リハビリが中断したことで廃用が進んでしまった方もいらしたそうです。

この4月にまた医療保険の仕組みや点数が変わり、リハビリ関係にもまた動きがありそうです。本当に必要な人が利用しやすい仕組みになってほしいものです。

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久々の更新

約1か月ぶりの更新です。間のことはぼちぼち書いていこうと思っています。

今月は医療関係以外の発達障害者絡みの支援施設にお邪魔することが多く、支援者の方の現状や悩みなどを聴くことが多い月でした。いわゆるコーチングでいう「現状把握」の段階です。今まで自分が知らなかった現状などを改めて確認することができました。

これらの話を聴いて感じたのは制度はできたけど、それを支えて行く人が不足していて同時にレベルアップも急務だということ。支援職の人たちも必死で頑張っていますがそれを下支えするためのシステムがまだ試行錯誤の段階です。また新人の数に対して指導できる立場の人がとても少ないこともこれから問題になるかな、とも感じました。

そのためにもコーチングというのは新人指導など、仕事をしていく上で使えるスキルがたくさんあることを改めて認識できたのはとても良かったです。

今週末は新潟へ出張です。国リハ時代の同期に声をかけてもらい、言語聴覚士の皆さんの前でコーチングについて話をすることになりました。基本的な資料はできたのでようやく一段落つきました。

今月は「声のセミナー」もやっていたのでなんだかあっという間に2月が終わってしまいました。今回声のセミナーは実践プログラムの一部を改訂したので、資料を手直ししたりエクササイズを考えなおしたりしてより分かりやすい内容になったかと思います。

改めて感じるのは身体の使い方が大事だということ。私自身トレーニングで鍛えていますが、使えてくると「身体ってこんなに楽に動かせるんだ!」とふとした瞬間に感じて驚くことが出てきます。

声に対するアンテナをより多くの人に立ててもらい、楽に声を出す、自信を持って話すというお手伝いができたら、と考えています。

この講座、4月と5月に今年2回目の開催が決まりました。興味がある方はこちらをご覧ください。

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小学校で講演

コーチング関係で知り合った方のお子さんが通っている小学校で講演をしてきました。

発達障害についてというよりは言語聴覚士の仕事の紹介とか子どもをこういう視点でとらえることで親が持っている今までの日本的な子育て観とはまた違う見方ができるよ、という話をしました。

中には「期待はずれだった」、という声もあったようですが今回はまず概略を知ってもらうことが目的だったし、概ね好評だったようなので来年度につなげる話ができたかな~と勝手に思っています。

「もう少し具体的に」というお話ももらったので、実践的なプログラムなどを勉強する機会をお母さんたちも求めていることがよく分かりました。これは今後の課題ですね。

何人かの先生たちが話を聞いて「面白いし、来年度は教職員向けに」と言ってくれていたので、それに期待!です。

これを機に他の学校でも話ができるといいなーと思っています。

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コーチング仲間が本を出版します

コーチング関係の研修で知り合った仲間たちが本を出版することになりました。色々出版までの様子を見聞きしていただけに、とても嬉しいことです。

1冊目は「人の力を引き出すコーチング術」(平凡社新書:756円)です。著者の原口氏とは「声のセミナー」などでもお世話になっています。このセミナーのこともちょっと触れられているので探してみてください。

たまに「コーチングの入門書ってどれがお勧めですか?」と聞かれてなかなか「これ!」と言えるものがなかったので入門書として勧められる本が出て良かったと思っています。

この本は「まずコーチングってどんなものか?」「コーチングの経緯って?」という基本的なものを網羅しているし、実際どのように活用されているのかについても分かりやすく書かれています。

発売予定が来年の1月10日なのでそろそろ予約受付することだと思いますので、書店などでチェックしてみてください。

2冊目は「患者よ、もっとワガママになれ!」(角川SSコミュニケーションズ)です。こちらは私が所属している医療コーチング研究会のメンバーが書いています。私も協力者ということで奥付に名前を載せてもらっています。

こちらは診察や入院など、初めての経験で戸惑うことに対してどのように医療従事者とコミュニケーションを取るといいかといった受診時のポイントなどがまとめられています。

どちらもコミュニケーションについて考えるいいチャンスになる本だと思いますので、興味を持ったらぜひ読んでみてください。

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医療コーチング研究会セミナー及びパーティーのお知らせ

お世話になっている医療コーチング研究会で、設立1周年記念のセミナーとパーティーをすることになりました。

セミナーの講師は日野原万記先生です。テーマは「医療の現場にコーチングを広める意義」についてです。

厚生労働省が2008年4月から取り組む生活習慣病を予防するための「特定健康診査」と「特定保健指導」にコーチングを活用せよと指令が出たそうです。

そのもとになっているのが「標準的な健診・保健指導プログラム」で、そこでは「結果を出す保健指導」が求められています。特に、医師、看護師、管理栄養士などは「行動変容につながる保健指導能力」を有し、保健指導技術としてコーチング等のコミュニケーション技術が必要であると明記されました。

でもこれってこれらの職種に限らず、医療に関するすべての分野で必要だと思うのです。もちろんリハビリでは機能維持という目的の方もいらっしゃるのであまり変化を求められると困る場合もありますが、コミュニケーションを通して医療者側と治療を受ける側が納得した上でプログラムを行うことがこれからの医療に求められていることだと私は考えています。

興味がある方はこちらもご覧ください。

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遊んでいるつもりが…

Photo 毎日寒いせいか、ミーちゃんは最近甘えモードです。夏は抱っこしてもすぐに「暑い~」と逃げて行くのですが、冬はしばらく抱っこされても「ゴロゴロ~♪」と機嫌良くしています。

今朝も夫が新聞を読んでいると近付いてきたので、夫が抱っこしながら新聞を読んでいました。

「おお~。冬の風景だね~」と思いながら見ているとミーちゃんが甘噛みしてきました。こういう時は最初はふざけているので夫も余裕の表情で遊んでいます。

Photo_2 ただししばらくするとミーちゃんは遊んでいるのを忘れて真剣になるため、たいてい「ガブッ!」となるのです。今日も最後は「ガブリ!」とやったので夫の手に噛み跡がついてしまいました(右が証拠写真)。

しかしこうやって見ると夫は困っている時でも笑顔なのがよく分かります(ちなみに彼は笑顔がデフォルトの表情)。実はこの時「あー、痛いよ!ミーちゃんダメ!!」とか言っているのですが、画面からは全然その緊迫感が伝わってこないですよね。

気持ちに合わせて表情を作ることって大事だな、と改めて思った出来事でした(なんか久しぶりに言語聴覚士とかコーチらしいこと書いたな~と思っているのは私だけでしょうか…)。

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鹿児島講演終了

27日から29日までシンユーと鹿児島へ行ってきました。
資料を私がほとんど作ったせいか、シンユーは半分旅行気分だったみたいです。

それで私がムッとして「遊びに行くんじゃないんだから、話す内容をもう少し考えなさーい!」と彼に雷を落としてしまいましたが、当日は彼なりにしゃべって講演もおおむね好評だったのでホッとしました。

午後はコーチングの研修して夜は主催者と親睦会。話をしてみるとやはり東京近辺って情報やサービスの量が全然違うんだな、と改めて実感しました。

長野へ行った時にも同じような話題になったけど、インターネットなどで情報はある程度得られるようになったとは言え、いざサービスを受けようとするとやっぱり地域格差というのは歴然とありますね。

でも発達障害の子どもはどこにでも生まれるのだから、地域格差が少しでも減るといいなぁ、と思わずにはいられません。


長野へ行った時にも同じような話題になったけど、インターネットなどで情報はある程度得られるようになったとは言え、いざサービスを受けようとするとやっぱり地域格差というのは歴然とある。

でも発達障害の子どもはどこにでも生まれるのだから、地域格差が少しでも減るといいなぁ、と思わずにはいられない。

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鹿児島講演

来る10月28日(日)に鹿児島で発達障害関係の講演をしてくることになりました。

午前中は当事者、ご家族、支援者対象に夫と成人の発達障害を取り巻く状況などを含めた話をしようと考えています。

幼いころから療育を受けて育った私と成人になってから発達障害を知った夫というタイプが違う2人なので、主催者にお願いしてあらかじめ参加申し込みを希望された方からアンケートを取ってもらい、どういう話が聞きたいかをリサーチしました。

当日は私が主に話をしながら適宜夫にインタビューするという形にしようと思っています。まあ、一種の公開コーチングですね。夫は人前で話すのがとにかく苦手なので、上手に話ができるよう、うまく質問して彼の話を引き出さないといけないため、私のコーチとしての実力も試される感じです。

午後は支援職の方対象に「コーチングの基礎研修+発達障害の人へのコーチング」について話をしてきます。

14日に医療コーチング研究会で予行練習をしてきたところ、「秋桜さんの強みは発達障害を知っていることだから、発達障害のケースに使う場合のヒントをもっと盛り込んだ方がいい」というフィードバックをもらいました。

現在そのフィードバックを基に原稿を手直ししているところです。興味がある方はこちらへご連絡ください(主催者側に連絡がいきます)

今週末は4回目の声のセミナーの第二回。準備も佳境です。とにかくやれるだけのことをやって皆さんに楽しんでもらいつつ、たくさんの学びを提供できたらと考えています。

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声のセミナー(第三回その1)

今日は今年3回目の「声のセミナー」(全2回)の第一回。場所は都内某所でした。

今回も様々な声の悩みをお持ちの方が参加されたのですが、やはり話を聞いてみると皆さん声について関心はとても高いです。特にコーチなど電話で行う仕事をしている方は声が相手に影響を与える力を持っていることをよく知っています。そして声について「どこかうまく行っていないんだよなぁ…」と思っていたり、他人から指摘されたという人も少なからずいます。

毎回必ずと言っていいほど聞くのが「長年悩んできたことの原因が分かってすっきりした」という声です。結構学校の先生や職場の人など周囲の人に声のことで色々言われてずっとコンプレックスだったというのは意外に多いと私は個人的に感じています。

問題は「どういう原因でその状態になっているのか」「どうしたらそれが改善されるのか」ということを教えてくれる人がほとんどいない、ということです。指摘するだけならともかく、中には間違った評価や対応の仕方を言われてしまった人もいます。

つまり声に関して言えばほとんどの人がコーチングでいう現状把握と目標の明確化が全くと言っていいほどできていないのです。声というのは無意識のうちに出していることが多いため、どういう状態で話しているのがいいのかよく分らないものです。そしていい声というのは人の数だけありますから、その人に合った声を探っていく必要があります。つまりテーラーメードなんですね。

本来なら子どものうちに話し方などの練習をしたり、話し方の癖があったらそれを治す機会があるといいのですが、一般的な生活を送っていれば私のような職業の人を知らないし、どうやったら出会えるかも分からないのが現状です。小学校などに「ことばの教室」があっても必ずしも担当者が知識があるとは限らないというのが今の日本の状況です。まして今大人になっている人たちが子どもの頃にはそんな教室は今より少なかったのですからチャンスは今よりもずっとなかったので、仕方ないと言われればそれまでなのかもしれません。

そしてもう1つの問題として知識がある人に会えてもその人が一般の人に分かるようにかみ砕いて説明したり、原理を分かりやすく解説できることが意外と難しいということが挙げられます。実際言語聴覚士関係の学会予稿集などを読んでいると「これだけ有益な情報があるし、みんな熱心に臨床に取り組んでいる。でも全然それが世の中に広まっていないってどういうことなのだろう?」と疑問に思うのですが、よく考えてみるとその予稿集をそのまま見せても大抵の人は何が書かれているのか分からないでしょうし、どの位価値があるか見当もつかないのが現状でしょう。

そういう意味ではこの講座は私にとってはチャレンジ的な要素があります。医療的な知識をどこまでかみ砕くといいのか、どうやったら参加者に納得してもらえる説明ができるのか、どのようにしたら自分の声をよりイメージしやすくなるのか、トレーニングにどのような要素を取り入れるとモチベーションが上がるのか等々…。

何しろ手本となるものが少なくて自分で考えなければならないことがたくさんあるので大変なのですが、自分で作り上げていく楽しさもありますし、参加者の方からフィードバックがあると「やってよかった!」と思えるのでより理解してもらえるためあれこれ工夫を考えることができるのでしょう。

最近「私がやりたいことって何だろう?」と考える機会があったのですが、このように「私が経験してきた医療現場の世界とそれ以外の世界をつなげる仕事」がしたいのだと分かってきました。これからはそのビジョンを大切にしつつ楽しみながら仕事ができるといいな、と考えています。

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やり切れない思い

ある人からの連絡で、以前担当していた子が1年ほど前に亡くなったことを知りました。
今までも何人か担当していた方が亡くなっているのですが、やはり子どもの場合だと悲しさや切なさが増しますね。

子どもの最大の強みは子どもには未来がある、ということ。成長していくエネルギーがあるからこそ子どもはパワフルで夢にあふれているのだと思います。

しかしそれが潰えてしまった時、悲しみはより一層大きくなります。親たちは「もっと何かできることがあったのでは」と自責の念に駆られることも多いでしょう。

そういう時には棚卸しという作業が必要で、悲しみを否定するのではなく、できるだけそれを表現して整理することが大切になってきます。

また今回そのお子さんが亡くなった背景には根強い医療不信があったようです(色々な事情でここには書けませんが)。医師(医療関係者)と患者の間には上下関係が生じやすいものですし、世間は医師や医療関係者を特別な人として見る傾向があります。そして医療関係者は自分たちが特殊な世界にいて、自分たちが使っていることばが一般の人には伝わりにくいものだ、ということをあまり意識していないものです。それがさらにコミュニケーションを取る際に支障になります。

医療関係者とコミュニケーションを取るにはその独特の世界を知っているかどうかで全然違います。それは現在病院に通っていても感じますし、夫の治療の際にも自分が持っている資格や知識は生かされています。たぶん何も知らないでいたらもっと医療不信になっていたでしょうし、疑問点や不安を医師に話せないでいたでしょう。医師たちも私が何を考えているのか分からず、「厄介な患者」として見たかもしれません(いや、多分私はあれこれうるさいのでその意味では厄介な患者なのかもしれませんが…)。

私がコーチングの勉強を始めたのも発達障害の当事者や専門家の間に立てないか、と思ったことがきっかけです。幸い両方の世界を知っている立場にあることが強みになるのでは、と考えています。

今はただお子さんの冥福を祈るばかりです。

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10年日記

以前からチャレンジしたかったことに「10年日記をつける」ということがありました。仕事以外あまり記録をつける習慣がなかったのですが、ここ数年で「あれ?これっていつのことだったっけ?」と忘れていることが多く、何年かに渡る記録をつけておくといいのかな、という気持ちになっていました。

また10年日記をしている人の口コミをネットなどで調べてみると「~年前にこんなことをしていたんだ」という振り返りができたり、「~年後はこういうことができているといいな」というイメージがしやすい、という話があってコーチングの目標を立てるのにも役に立つかな、とも思っていました。

でも普通の日記ですらろくに続いたことがないのに…と躊躇する気持ちが強くてなかなか踏み切れずにいました。ネットで10年日記をみては「うーん、続くかなぁ」「挫折したらもったいないなぁ」と思いながらあれこれ思いをめぐらせていました。

2週間ほど前、たまたま大好きなピーターラビット柄の10年日記を生協のカタログで見かけ、「これも何かの縁かな」と思って購入してみました。生協だと書籍類が1割引なので思ったよりも安く買えてラッキーでした。

この日記帳は好きな日から始められるようになっているので、届いた日から早速付け始めています。1日分のスペースも小さいのでこれなら気軽に続けられそうです。

10年先はどうなっているのかまだ分かりませんが、この日記帳にいいことがたくさん書けるといいな、と願っています。

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事実と解釈

数ヶ月前コーチングのクラスを受けていて事実と解釈の違いは何か、という話題になった。何人かが回答していたが、私はそれを不思議な感覚で聞いていた。その人たちが話す内容は一般的な事実と解釈という捕らえ方としては正解だし、一般社会ではそのような前提条件で成り立っているのだろう。しかし脳科学的には全部解釈の範疇でしかない答えだった。

脳科学の世界では感覚器から情報が脳に伝わった時点でその情報は脳の解釈が入ると考えられている。実際ある出来事が起きて脳にその情報が伝わるまで0.1秒の時間がかかるという。つまり私たちは0.1秒前の世界を今そこにある世界だと思っているのだ。

つまり私たちが「見ている」「聞いている」「感じている」世界というのは私たちの脳が創り出した一種ヴァーチャルな世界なのである。だから同じことを経験していても人によって違いが生じてしまう。どんなに冷静な意見であってもその人の解釈が入ってしまうのは人間である以上免れない。

もちろん大方の場合はそれで生活に支障がないからそれほど問題にはならない。しかし認知の障害がある場合は自分が正しいと思ったことや感じたことが原因で日常生活に支障が出てしまう。多くの場合、そういうことが起こって初めて自分が信じていたものがいかに断片的なものか気付くことになる。

特にコミュニケーションに関することというのは目に見えないだけに意外と自分の方法がみんなに通じる、と思い込んでいる人が多い。だからこそ日常生活で様々なトラブルが生じるのだろう。時には自分の情報処理の仕方を振り返ったり分析してみることも大事なのかもしれない、と思った出来事だった。

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